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プロになる為に必要なものは?

「プロの定義ってなに?」でご説明しました通り、プロになるという事は、あなたの音楽的
才能を換金する事を示します。

その為には、音楽に関する基本的な能力以外にも、様々なものが必要になって来ます。
純粋に良い音楽さえ作れたら良い、という訳には行かないのが実情です。

ここでは、管理人の経験等から、プロとして必要な能力等についてご紹介したいと
思います。参考にしてみて下さい。

尚、以下の内容を満たせば必ずプロになれるという訳ではありませんのでご了承下さい。


演奏力
作曲及び編曲能力
コミュニケーション能力
適応力
ビジネス感覚
営業力
機材
読譜力




【演奏力】  TOP


当然ながら、演奏力がなければプロのギタリストにはなれませんが、プロに求められる
演奏力と、アマチュアの考える演奏力はかなり異なります。

高度な速弾きやタッピングはロックギターの花形であり、こういったプレイに魅了されて
ロックギターを始めたという方はたくさんおられると思うのですが、残念ながらプロの世界
では、テクニカルな演奏はあまり必要とされません。扱いとしては「とりあえず、表現の
手段の一つとして、出来れば良いかもね」という程度で、あからさまな速弾きはむしろ
敬遠される場合が多いのです。

重要なのはリズムとセンスです。

リズムは単に楽曲に合っていれば良いというレベルでは無く、タイムコントロールが
不可欠
となります。これは速弾き以上に難しい事なのですが、楽曲の質を上げるには
避けて通れませんし、これが出来ないとスタジオワークは出来ません。

そして最も重要なのがセンスです。いかに優れた演奏技術を持っていたとしても、
使いどころを判っていなければ何も持っていないのと同じ
です。
先述の速弾きも、上手くソロに織り込めば楽曲を盛り上げる事が出来るでしょう。
表現のパターンをたくさん持って、楽曲に合ったものをチョイスできる様にしなければ
なりません。

もしあなたがテクニカルなプレイを中心としたプロになりたいのであれば、それを売りに
したソロギターアーティストか、バンドとしてデビューする事を考えた方が良いでしょう。
ただし、日本でのギタリストの位置づけは高くありませんし、難度の高いスーパープレイ
を繰り広げても、それを「スーパープレイ」と認識してくれる人は限られて来ますので、
長い目で見れば、テクニカルプレイだけだと行き詰る可能性が高いと思います(優れた
テクニカルプレイヤーは速弾き無しでも素晴らしいプレイをします)。

尚、ジャズからロックまで幅広いジャンルを網羅する演奏力があればそれに越したことは
ありません(スタジオワークの場合、色々出来たほうが有利です。管理人はロックしか
弾けませんが・・・)。



【作曲及び編曲能力】  TOP


昨今のギタリストには、演奏、作曲、編曲という総合力が求められています。

これは恐らく、シンセで作成したオケに対してギターを被せるスタジオワークが多いから
でしょう。

アレンジャーがキーボディストの方だと、ギターのアレンジはある程度お任せという事が
多いので(もちろん基本的な方向性は示されますので、好き勝手にはできません)、
楽曲の雰囲気にマッチしたバックギターのパターンやソロ構成を提案できる様でなければ
なりません。それには作曲・編曲の能力があった方が有利なのです。これらの能力は、
作曲者やアレンジャーの心理を読みとって、より良いギタープレイを行うのに役立ちます。

完パケ作成や自身がアーティストとしてデビューする場合は、これらの能力が必要と
なるのは当然ですよね?契約内容にもよりますが、あなたの作った曲が世に出れば、
印税も期待できます(印税で大儲けとはなかなかいかないのが実情ですが・・・)。



【コミュニケーション能力】  TOP


プロのギタリストは「趣味」としてではなく「仕事」としてギターを演奏します。

趣味と異なり、仕事には人、時間、お金の3つが絡んできますが、この中で最も重要
なのは「人」であり、「人」と接する為の能力、すなわちコミュニケーション能力は、あなたの
社会的な成功(音楽業界に限りません)を大きく左右する事になります。

具体的には、「人の話を聞き、理解する」「相手のニーズを引き出す」「自分の意思を
明確に伝える」
の3つです。

「何だ、そんな事か」と思われたかもしれませんね?
ですが、これは大変重要かつ難しいものでして、大手企業でもコミュニケーション能力を
高める為の研修を行っている
位です。

相手の話を正確に理解するには、まず話をよく聞き、自分なりに理解した内容を、「〜と
いう事ですよね?」等と言い方を変えて相手に確認するという、言葉のキャッチボールが
必要になって来ます。
こと音楽業界は抽象的な表現をされる事が多いので、「もっと張り付く様な感じで弾いて」
と言われた際に、「ではもう少しリズムを後ろに持って行きますね?」と即座に確認できる
レベル(正確には「即座に実践できる」レベル)でないと、相手のニーズを的確に把握する
事ができません。

また、こちらの意思を相手に伝えるには、出来るだけ具体的な表現が必要です。
例えば、「この曲のギターは〜というアーティストの〜という曲みたいなアプローチに
したい」という言い方であれば、相手も理解し易くなります。

プロの世界では、ある楽曲を仕上げるまでに様々な人々が関わる事になりますので、
作業を円滑に進めて行くにはコミュニケーション能力の向上が肝要です。
例えあなたが音楽業界から引退する事になったとしても、この能力は生涯、あなたを
助けてくれる財産になると思います。



【適応力】  TOP


これは演奏力にもコミュニケーション能力にも通じるのですが、現場で急なアレンジの
変更や依頼があった場合、これを瞬時に理解して演奏に反映させられるだけの適応力が
必要
となります。

また、スタジオワーク等でアイディアを求められた際は、自分なりに最適と思われる提案が
出来る様にしましょう。

どの世界も、適応力の高い人は、「仕事のできる人間」として周囲に認められます。
これは信用に繋がり、信用が次の仕事を呼び込む事になるのです。



【ビジネス感覚】  TOP


職業分類上、プロミュージシャンの多くは自由業(個人事業主)であり、自身の音楽的
才能を商品とした事業の経営者
といえます。

経営者たるや、事業を成功させる為の戦略を立てなければなりません。
どれ位の期間で、どれ位のお金を投資して、どうやってマーケティングして、どれ位の
売上げを目標とするのか等を考える必要があるのです。

ここで重要なのは、計画性と経済感覚を持つ事です。いわばビジネス感覚を持つという
事になりますね。

先ずは計画を立てましょう。
あなたがプロになる為に、またはプロとしてどう行動し(マーケティング及び営業戦略)、
いつまでに目標を達する事ができたら、或いはできなかったらどうするのか、おおよそで
構いませんから決めておく事が大切です。

※正直言って、誰もがプロミュージシャンになれる訳ではありませんし、プロになった所で思った様に儲けられる
 とは限りませんから、いつまでに幾ら売り上げるといった目標に実態が全く追いつかない場合(もしかしたら
 売上げゼロかもしれません)は、潔く諦めて撤退すべきです。
 音楽はプロにならずとも作り続ける事が出来ますし、人生には音楽以外にも面白いものはたくさんあります。

 プロミュージシャンに拘り過ぎて人生を棒に振る様な事があってはなりません!

また、あなたの収入に対し、機材やスタジオに使っているお金(支出)が妥当なのか、
常に管理しなければなりません。よほど見込みがある場合(いわゆる勝負時)を除き、
無謀な投資は避けるべきです。

ミュージシャンにビジネス感覚は相反する様に感じられるかもしれませんが、この感覚が
無ければ運任せの闇雲な活動になってしまいますし、仮に一時的に大金を得たとしても、
あっという間に失いかねません。
成功している人達は、自身にビジネス感覚が備わっているか、優秀なアドバイザーが
傍にいるかのどちらかだと思います(表向き売れていたとしても、そのミュージシャンが
経済的に成功しているかどうかは別の話です)。

マーケティングや会計に関する本を一度読んでみる事をお勧めします。この知識は音楽
に限らず役立ちますよ。



【営業力】  TOP


プロミュージシャンは、会社員の様に仕事や生活を保障されている訳ではありません。
売れっ子にでもならない限り、じっと待っていても仕事は来ないのです

仕事を得るには、積極的に営業して行く必要があります。

最初の仕事をとるのはかなり大変ですが、問題はその仕事で知り合った人達と
ネットワークを形成して行けるか
という事です。

もしあなたの才能及び人格を気に入ってもらえたのであれば、次の仕事を紹介して
貰えるかもしれません。そして次の仕事があれば、そこでまた新しい人達と出会う事が
できます。この様にして人脈を拡げて行く事ができれば、仕事のチャンスはどんどん
増えて行きます。これを逃さぬ様に、名刺や音資料(サンプルCD等)を作って、いつ
どこで音楽業界人に出会っても渡せる様にしておく
事が大切です。

尚、いくらあなたに素晴らしい音楽的な才能があったとしても、礼儀を欠く様では
チャンスはやって来ません
。クライアントも人の子ですから、不遜な態度をとる人間に
わざわざ仕事を振ろうとは思わないでしょう。
気持ち良く仕事したいと思うのは誰でも一緒です。媚を売る必要はありませんが、
少なくとも相手に失礼の無い様な言動を心掛けるべきです。これは営業する上で
非常に重要なポイントとなります。



【機材】  TOP


ギタリストであれば、当然ギターは所有していますよね?問題になるのはアンプ類と
録音関連機器です。

まずアンプですが、家庭用の小型練習アンプではない、プロユースのものが必要です。
「アンプシミュレータがあれば良いのでは?」と思われるかもしれませんが、クライアントに
よっては、本物のアンプの音を希望される場合があります。その都度アンプをレンタル
していてはコストも掛かって大変ですから、1つ所有していた方が良いでしょう。

尚、アンプシミュレータはもちろん必要です。特にスタジオワークでは、マイキングの
手間が省ける上にいつでも同じ音を出す事ができるので重宝します。アンプにトラブルが
発生した際の代替アイテムとしても使えますし、持っていて損はありません。

※以前、管理人はレコーディング最中(もちろん仕事)にアンプの真空管をとばしてしまった事があります。
 念の為にと思って用意していたアンプシミュレータで事無きを得たのですが、もしアンプしか持って来て
 いなかったら、仕事に穴を開けてしまったかもしれません・・・(^^;)


シーケンサー、音源モジュール、MTRといった、デモ作成に必要な機器は、一通り揃えて
おいた方が良いです。
近年はこうした機器の高性能化かつ低価格化が進んでいるので、今後は完パケの
仕事が増えるものと思われます。せっかく仕事の話を貰ったとしても、機材が無ければ
機会損失です。

また、プロ志向の方は、プロの世界に近付けば近付く程、デモを作成する機会が増えて
行きます
から、それなりの機材が揃っていた方が何かと便利ですよ。



【読譜力】  TOP


最初にお断りしておきますと、管理人は譜面といいますか、音符に弱いです(^^;)
コードとリズムは読み取れるのですが、音符が並んでいるのを見ただけでサラっと
弾くのはまず無理です。当然、初見で音符を見ながらメロディーを口ずさむなんて
芸当は出来ません。

こんな管理人が言うのは説得力に欠けますが、読譜力はそれほど必要じゃない様に
思います。実際、譜面はちょっとした確認に使う程度で、楽曲が頭にしっかり入っていれば
全く問題ありませんでした(管理人は譜面に弱い事を自覚しているので、これをカバー
する為に、楽曲を素早く頭に入れてしまう様にしています)。

但し、現場によっては、譜面だけ渡されて「弾いてくれ」と頼まれる可能性があります
この場合、管理人はアウトです。仕事をお受けする事ができず、機会損失となります。

やはり読譜力はあるに越した事はありません。が、これよりも演奏力やコミュニケーション
能力の方が遥かに大切だというのが管理人の実感です。
 

 
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