＞＞プロについて考えてみよう＞＞どうしたらプロになれるの？

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		皆さんの最大の関心は、「どうしたらプロになれるのか」という事ですよね？ これはなかなか難しい質問ですが、やや受け身の表現ながら「強いて」言うのであれば、 企業に安心して使ってもらえる、或いは安心して投資してもらえる自分を創る事が、プロ への最短距離だと思います。 別の言い方をすると、「良い音楽さえ作る事ができれば、いつか音楽業界が自分を発掘 して、売り出してくれるだろう」という、依頼心の強い考え方をしない事です。 仮にあなたがプロ以上の実力を持ったギタリストだったとして、デモ音源とプロフィールに 「何か仕事があったら紹介して頂けませんか？」という手紙を添え、幾つかのプロダク ションに送ったとしましょう。 恐らく、返事はほぼゼロです。 あなたの音源がいかに素晴らしいものであったとしても、使う側から言わせれば、見ず 知らずの人間に仕事を振るなんて怖くて出来ません、という事になります。デモ音源を 聴いてもらえればまだ良い方でしょう。 が、例えば有名なコンテストで入賞した事があるとか、有名なギタリストの弟子であるとか、 大手の音楽学校で講師をやっている等の経歴があれば、それがあなたの付加価値と なって、プロダクションの目に留まる可能性が出てきます。第三者から評価を受けている という事実が信用を生むのです。 ※音楽の仕事は横の繋がりで回す事が多く、参入障壁はなかなか高いですが、最初のチャンスを掴み、そこで 　評価を得る事ができたなら、次の仕事に繋がる可能性があります。 　「知り合いに良いギタリストがいるんだけど・・・」といった様に、口コミで評判が広がるのがベストです。 　クライアントとしても、いきなり売り込みを掛けて来た人間よりも、知り合いに紹介された人間の方が信用 　できますし、安心して仕事を任せられます。 世の中にはプロミュージシャンを目指している人達がたくさんいます。つまり、ライバルは 山ほどいる訳です。この中で一歩抜きんでるには、いかにして付加価値を付けて行くかが 重要なポイントになります。 プロのアーティストを目指す場合も同様です。 例えばあなたがバンドでのプロデビューを目指しているとします。一ヶ月に数本のライブを こなして、毎回１００人以上の動員があれば、これは大きな付加価値となります（アマチュア バンドでこれだけの動員をキープするのはかなり人気がなければ無理です）。 レコード会社やプロダクションは企業であり、儲ける事が活動の目的です。「現時点で これだけの動員があるのであれば、金を掛けてもっと積極的に宣伝していけば、大きな 利益を生むかもしれない」という様に思わせる事ができて初めて、あなたのバンドには メジャーデビューの可能性が生まれるのです。 付加価値というものは、自分の地道な努力で作る他ありません。「うちのバンドはあんまり 人気がないけど、メジャーデビューできればレコード会社が宣伝してくれるだろうから、今は 無理に動員数を増やす努力をしなくてもいいや」という他力本願な考え方ではアーティスト デビューは難しいと思います。 良い音楽を作るだけでは駄目です。第三者に評価されているか、多くの人達に支持されて いるかという事が重要です。これは投資する側（レコード会社及びプロダクション）にとって 保険となる訳ですから・・・。 ※レコード会社やプロダクションには、デビュー待ちのアーティストがたくさんいます。が、実際にデビューできる 　のは僅かです。この中で勝ち抜くには、強固な下地（付加価値）を予め築いておかないと難しいでしょう。 　一旦契約すると、音楽活動は好き勝手にできなくなりますし・・・。 付加価値を高める為に、オーディションへの参加、自主制作ＣＤ販売、ライブ活動等を 積極的に行って下さい（オーディションでの入賞歴、自主制作ＣＤの売上高、ライブの観客 動員数等は、あなたの商品価値を伝える上で大切な指標となります）。 尚、管理人の私見ですが、アーティスト志望の方は、あまりメジャーデビューに拘らない 方が良いと思います。 昨今ではレコーディング機材が安価で手に入りますから、自主制作ＣＤなんて簡単に 作れます（大量生産するなら業者に依頼すると楽です。昔に比べたら遥かに安くやって もらえます）。 制作したＣＤは、ホームページ（これも簡単に作れます）から販売すれば良いのです。 宣伝はインターネットを使えば、実社会とは比べ物にならない位、安値でできます。 現代は個人で積極展開するだけのツールが色々揃っており、各分野でプロとアマの差が 縮まって来ている様に強く感じます。こと音楽の様な相対的評価のなされる物については、 メジャーである必要性は徐々に薄れている気がしてなりません。 例えネット中心の活動でも、あなたのアーティスト性に魅力があれば、ファンは付く筈です。 そしてあなたがネットで話題になるアーティストとなれば、黙っていてもメジャーデビューの 話が向こうから勝手にやって来る事でしょう（インディーズであれば、自分の好きな音楽を、 自分のペースで作成する事ができるので、もうメジャーには行きたくなくなるかも・・・）。
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