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レコーディングが済みましたらミックスダウンを行いますが、これがなかなかシビアな
作業でして、最初のうちは各楽器の音がバラバラに浮いてしまう事が殆どだと思います。
リズム隊が機械の場合は特にその傾向が強いですね。
ディストーションサウンドのギターを被せるには、上手く音質加工(ここで言う音質加工
にはエフェクト処理も含めます)しないと、なかなか両者がなじんでくれません。
※こういう状態を「オケに馴染まない」と表現します。
ここでは、ロックギターのミックス方法についてご紹介して行きたいと思います。
バックギターの代表的なミックス
リードギターの代表的なミックス
イコライジング
音量バランスのとり方
音がどうしても浮いてしまう場合
サンプル楽曲のミックス方法
【バックギターの代表的なミックス】 TOP
1.ダブル・トラッキング
この方法はハードロック/ヘヴィ・メタルのギターのミックスとしては王道です。
同じ演奏内容のバックギターを2本レコーディングし、それぞれを左右にパンニング
(配置)します。音量バランスは1:1です。
演奏内容が同じと言っても、完璧にイコールとはなりませんから、こうする事でバック
ギターに強烈なステレオ感を与える事ができます。
ポイントはパンニングですね。左右に音を振り過ぎると音にまとまりが無くなって
しまいますから、左側は9時、右側は3時の方向までに止めます。
ルームリバーブを薄っすら掛けてやると、音像が引っ込んで自然になります。
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