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インスト楽曲を作ってみよう

インストでは楽器が主役です。バッキングはもちろん、メロディーも楽器で演奏します。

当然ながら歌詞は不要となり、歌ものに比べて楽曲を完成させる為のステップは1つ減る
事になりますが、決して楽に作れる訳ではないのです。

例えば歌ものの場合、同じメロディーが数回繰り返されたとしても、それぞれ異なる歌詞が
乗っていれば聴衆を飽きさせる事はありません。これは言葉がメロディーに変化をもたらす
からです(実際にメロディーが変わっている訳ではありません)。
インストであればそうはいきません。ギターで同じメロディーを同じ様に何度も弾いて
いたら、大概の聴衆は飽きてしまいます。

また、メロディーそのものが単調な場合も同じです。歌詞が載っていると聴衆は飽きずに
聴けますが、インストだと直ぐに飽きてしまいます。

インスト楽曲では、メロディーに変化を付ける演奏力と、聴衆を飽きさせない構成力及び
アレンジ力が必要
となって来ます。

メロディーを徐々に変化させる方法としては、ピッキングハーモニクスやアーミングで
表情を付けたり、メロディーとメロディーの合間にオブリガードを入れたり、メロディー自体を
少しずつ変えてしまう事が考えられます。

構成やアレンジでは、ギターソロのバックをこれまでと全く異なるコード進行及びリズムに
したり、2回目のメロディーのバックだけ違う楽器を鳴らしてみたり、2回目のメロディを
他の楽器で演奏したりといった方法で変化を付けられます。

インストの作曲が楽では無い事がなんとなくわかって頂けたでしょうか?

では、例として管理人のサンプル楽曲「Return On Equity」を分析してみましょう。



【サンプル楽曲分析】


Return On Equity」の構成は以下の通りです。

@イントロ
AメインリフA
BメロディーA
CメロディーB(サビ)
DメインリフA&ギターソロその1
EメロディーB(サビ)
Fブリッジ
GメインリフA&ギターソロその2
HメロディーA
IメロディーB(サビ)
JメインリフB
KメインリフB&ギターソロその3


@の時点ではKEYはEですが、Aに入ると同時にF#mに転調します。これが
最初の変化付けですね。

メインリフAはA、D、Gと3回登場しますが、それぞれ変化を付けています。
Aでは純粋にリフがメインのパートです。
Dではディストーションのバックギターをクリーンの16ビートカッティングに変更し、
メロディックなハーモナイズド・ギターと、アドリブを組み合わせて乗せています。
Gはこの曲最大の盛り上がりで、Aにアドリブを乗せています。Fで一旦、曲のトーンを
下げているのは、Gをより盛り上げる事が目的です。

メロディーAはB、Hで登場しますが、それぞれ合間に異なるオブリガードを入れて
変化を付けています。

メロディーBはC、E、Iと3回登場しますが、これもメロディーAと同様に、合間のオブリ
ガードで変化を付けています。

Jから曲の微妙に曲の雰囲気が変わります。メインリフBはメインリフAを変化させた
ものです。

Kで雰囲気が一転します。メインリフBのままですが、これまで16ビートだったリズムが
アップテンポの8ビートに変わり、ベースがコード感をリードします。そして突然曲が
終わります。


変化の付け方の参考になれば良いのですが、いかがでしょうか?

尚、この曲はイントロ、メインリフA、メインリフB、ブリッジ、メロディーA、メロディーBの
6つのブロックで構成されてますが、アレンジを加える事で、倍のボリュームになって
います。




楽器奏者にとってインストは最高の舞台です。タメを利かせたプレイであれ、速弾き
であれ、ヴォーカリストに気兼ねする事無く、自由に演奏できます。
また、KEYの設定もヴォーカリストの音域を気にする必要がありません。あなたの弾き
やすいKEYで構わない
のです(ロックギタリストにはEm、Am、Dmが好まれます。
開放弦が使いやすいからでしょうね)。

ソロ・ギターアーティストとしてやって行きたい方は、インスト主体が良いでしょう。

因みに、作曲方法そのものは歌ものと代わりありません。テーマとなるメロディーやリフを
先に作り、そこから発展させて行けば良いのです。

歌ものだけでなく、インストにも是非チャレンジしてみて下さい(^^)


 
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