>>ロックギターの音作り>>アンプで歪ませてみよう

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アンプで歪ませてみよう

音作りのポイントは「歪み」にあり」でも触れましたが、そもそもディストーションサウンドは
真空管アンプから生み出されたものです。

オールドタイプの真空管アンプをフルボリュームで鳴らすと、温かみのあるキメ細かい
歪みが得られます。現代ロックでは、よりゲインの高いディストーションが好まれる様に
なって来ているものの、やはりディストーションサウンドの基本は、この真空管アンプの
ナチュラルな歪み
(オーバードライブサウンド)にあるのです。

実際、プロのロックギタリストの殆どは、ディストーションサウンドを真空管アンプで作って
います。


・アンプでの音作りの基本
・アンプで歪ませるポイント
・大型真空管アンプについて



【アンプでの音作りの基本】  TOP


では、実際にアンプを使って歪ませてみましょう。

お手持ちのアンプを見て下さい。どんなコントロールつまみが並んでいますか?
大概のアンプは、以下の様な構成になっていると思います(PRESENCEの付いていない
アンプもあります)。

GAIN 歪みの深さを調整します。
MASTER(VOLUME) 全体の音量を調整します。
BASS 低音域の強さを調整します。
MIDDLE 中音域の強さを調整します。
TREBLE 高音域の強さを調整します。
PRESENCE 超高音域の強さを調整します。

次に、各つまみを回して、基本的なセッティングを行いましょう。

まず、MASTERを適量にし、その他のつまみを5にセットして、ギターを鳴らしてみます。
後は好みでBASS、MIDDLE、TREBLE、PRESENCEのブースト(つまみを右に回す)や
カット(左に回す)を行い、深い歪みが欲しければ、GAINを上げて行けば良いのです。

※ロックの場合、MASTER以外のつまみはフル(右側一杯に回す)にする事が多いの
 ですが、アンプによってつまみの効き具合が異なりますから、無難に5から調整して
 行きましょう。例えば管理人愛用のPEAVEY5150は、トーンやGAINがフルだと、あまり
 良い音になりません。



【アンプで歪ませる際のポイント】  TOP


アンプで歪ませる際のポイントは次の通りです。


1.歪ませ過ぎない

  GAINの強いアンプだと、音の輪郭が崩れる事があります。

2.音量を上げる

  MASTERをある程度上げてやらないと、ペラペラの音になってしまいます(但し、
  管理人の経験上、MASTERボリュームタイプのアンプをフルアップで鳴らしても
  良い音にはなりません)。

3.MIDDLEを極端にカットしない

  MIDDLEは音抜けをコントロールする重要な音域です(TREBLEよりもMIDDLEの
  方が影響します)。ギター単体で音を聴くと、MIDDLEを絞ったドンシャリ系の
  サウンドはかっこ良いのですが、アンサンブルの中では音が埋もれる事が
  多いので注意してください。



【大型真空管アンプについて】  TOP


近年の大型真空管アンプは非常にGAINの高いものが多く、ギターを直接繋いで
やるだけで手軽にディストーションサウンドが得られます。また、フットスイッチで
リズム用とリード用にディストーションの深さを切り替えられるものもあり、至れり
尽くせりです。

更に、最近は大型真空管アンプもマスターボリュームタイプが一般的なので、
比較的小さめの音(それでも家で鳴らすには大き過ぎますが)で良質のディストーション
サウンドを得られます。オールドタイプの真空管アンプに比較して、利便性は格段に
良くなっていると言って良いでしょう。

これに対しオールドタイプの大型真空管アンプは、GAINは低めですし、ワンボリュームが
一般的
なのでディストーションサウンドを得るにはフルボリュームで鳴らす必要があり、
家はもちろん、小さなライブハウスやスタジオで使うにもちょっと無理があります。
そういった意味では大変扱い辛いアンプなのです。

ですが、オールドタイプの大型真空管アンプには、これでしか出せないという、温かみの
あるナチュラルなディストーションがあるのです。それほど強い歪みでないにも関わらず
ちゃんとサスティンもついてきますし、輪郭もはっきりしています。
未だ多くのプロギタリストに愛され続けているのには、ちゃんとした理由がある訳です
(改造している事も多いですが)。


もしあなたが大型真空管アンプの購入を検討しているのであれば、管理人としては、
近年の新しいモデルをお勧めします。音質も幅広く対応できる様になっていますし、
故障した際のパーツ交換もパーツ切れの心配がありません。

どうしてもオールドタイプのものが良いという事であれば、アンプと一緒にアッテネーター
購入されると良いです。
アンプとスピーカーの間にアッテネーターを接続すると、アンプ側をフルアップにしても、
アッテネーターで音量をコントロール(普通のボリュームノブの様にではなく、何段階かで
コントロールします)できる様になり、オールド真空管アンプのディストーションが比較的
小音量で得られる
様になります(但し、高音域が若干劣化します)。

大型真空管アンプはギタリストにとって憧れの機材です。管理人も、大型真空管アンプの
ナチュラルな歪みに勝るディストーションサウンドはないと思います。

ですが、「大きい、重い、良い音を得るには音量が必要」という日本の住宅事情に
そぐわない欠点があるのも事実です。購入の際は、投資額に見合った使い方が
できるかどうか、良く検討しましょう。

 



 
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